空気

「空気読む」とことさらに言われて来た風潮も落ち着いて来た、というか定着したように見える。
しかし、何故そんなだったのか。私は一つの仮説を立ててみた。
それは、気がついたら多くの人が「未知なる世界で暮らしていた」事を察知した、である。
では何故そうなったのか…。
おそらく、2007年問題と言われた事に象徴される「人が知恵(技能)ごとごっそり抜け」てみたら、経験でしか培われ得ない事が引き継がれずに、新しいガワリ(技術)だけが先行し、未経験を補うには「想像力」しかなくそこに居残った先住民たちの「空気を読む」が即ち環境適応となった、それが俄かに著しく起こったのではないだろうか。
現に今の私には「想像力」が最大の武器、というかそれオンリーですξ